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室礼講座「おもてなしの歳時記 弥生 卯月 皐月の室礼とお料理」を開催しました。

3月6日(木)、7日(金)の2日間、名古屋の料亭「御懐石志ら玉」の主人柴山宗平氏を招いて、室礼講座「おもてなしの歳時記 弥生 卯月 皐月の室礼とお料理」を開催しました。

この講座は、年間を通して季節の室礼とそれに合わせた料理を柴山宗平氏の解説付きで楽しんでいただく講座で、今回は3月・4月・5月の室礼を学びました。

弥生の室礼では、尊円法親王筆の『和漢朗詠集』三月三日付桃花の掛物を掛け、杉木普斎作の竹花入「官女」に春の花々を活けました。桃の節句にちなみ、雅やかな雰囲気が漂う設えとなりました。

卯月の室礼では、如意庵立花大亀筆の軸を掛け、時代托鉢鉄鉢の花入を用いました。禅の精神を感じさせる掛物と、質実な花入の取り合わせが印象的でした。

皐月の室礼では、二条為道筆の『古今和歌集』の軸を掛け、南蛮大破の花入に初夏の趣を込めた花を活けました。和歌の世界観とともに、花が生き生きと空間を彩りました。




室礼の解説後には、柴山宗平氏が監修する季節のお料理が振る舞われました。春の味覚として、鰆の味噌幽庵焼きや筍の炊き合わせ、初鰹や若竹煮、鱧の葛打ちや新茶を使った一品など、旬の食材を活かした料理が並びました。

参加者の皆様は、熱心にメモを取りながら、室礼の奥深さに触れ、料理の味わいを楽しんでいらっしゃいました。講座中には柴山宗平氏の軽妙な解説も交えられ、終始和やかな雰囲気の中で進行しました。




次回、「おもてなしの歳時記 師走 睦月 如月の室礼とお料理」は、6月20日、21日に開催予定です。お申し込みはこちらから。











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